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野菜と肉をたっぷり詰めた白岩スンデ · 写真: KMJ0521 / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)

野菜と肉をたっぷり詰めた白岩スンデ · 写真: KMJ0521 / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)

韓国京畿道 · 龍仁

白岩スンデ物語:龍仁・白岩の市場町が育てた野菜たっぷりの腸詰め

龍仁市処仁区白岩面は、大きな牛市場と五日市で知られた市場町で、その市場で育ったのが白岩スンデです。春雨の代わりに野菜と肉を粗く詰めたスンデの由来、スンデ通り、市の日に合わせて訪ねるコツをまとめました。

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漢陽へ向かう道筋の市場町・白岩

白岩面は龍仁市処仁区の南東、安城と利川の間にある町です。朝鮮時代は竹山県に属し、1914年の行政区域再編で龍仁に編入されたとされ、古い邑誌に見える「ペグァンジャン(ペグァン市)」が今の白岩市場の旧名と推定されています。 ここの市は朝鮮時代中期から続く伝統の五日市で、とくに牛市場が有名で、かつては全国有数の規模だったと伝えられ、豚・牛・米の市として名を知られました。解放後も衣類や魚、マッコリ、果物の商人が集まるほど栄えましたが、産業化とともに牛市場は姿を消し、今ではその跡を見つけるのも難しくなっています。

市場の人々の空腹を満たしたスンデ

白岩スンデは、市場を訪れる商人や農民の空腹を満たすために市場で作って売り始めたのが始まりとされます。牛市場に集まった商人の間でスンデとスンデクッパの味が口コミで広まり、名が知られるようになったといいます。最初に作られた正確な年は伝わっていませんが、スンデ通りには1940年代や1960年代に開業して今も続く店があります。 旅行誌の取材によると、通りのいくつかのスンデ店は根が同じで、ある一家の兄弟が営んでいた食堂を妻や嫁たちが受け継いで守ってきたそうです。最初は蒸しパンやさまざまな韓国料理も売っていましたが、スンデだけで客が集まるようになり専門店に変わったと伝わります。白岩スンデは、天安の並川スンデ、束草のアバイスンデと並んで「三大スンデ」と呼ばれることがよくあります。

春雨の代わりに野菜と肉、刻みすぎない食感

粉食店でよく見るスンデは、春雨をたっぷり入れた「タンミョンスンデ」です。白岩スンデはそれと違い、豚の小腸に内臓肉と野菜をたっぷり詰めるのが特徴。キャベツやニラなどを多く入れる店が多く、断面には緑やオレンジの野菜が色とりどりにのぞき、味も脂っこさよりあっさりしています。 具を細かく刻まず大きめに切って入れるため、噛みごたえがあるのも白岩スンデらしさ。店ごとに手作りしているので野菜の割合や味付けが少しずつ違い、春雨スンデとあまりに違って最初は戸惑っても、すぐに箸が伸びる味だという声が多く聞かれます。

スンデクッパと盛り合わせ、こう頼もう

白岩スンデをしっかり味わうなら、スンデクッパとスンデの盛り合わせを一緒に頼むのが定番です。一人でも両方注文するよう勧める取材記事があるほど。盛り合わせにはスンデ、豚の頭肉、オソリガムトゥ(豚の胃)、レバーなどがのることが多く、小皿でも量がたっぷりなのでマッコリのお供にぴったりです。 スンデクッパは、豚骨を長時間煮出したスープにスンデと頭肉をたっぷり入れた、濃厚でずっしりした味の店が多いです。アミの塩辛で塩加減を調え、キムチやカクテギと一緒に食べましょう。通りの店はそれぞれスンデを手作りしていてスープもスンデも少しずつ違うので、何度か通って食べ比べるのが楽しいと地元の店主たちは話します。

市の日や百中に合わせて訪ねる白岩スンデ通り

白岩スンデの店は、白岩面の中心街、白岩市場の周辺に集まっています。面と商人会が「伝統白岩スンデ通り」として整備し、2023年に京畿道の観光テーマ路地事業に選ばれて壁画やオブジェもできました。ソウルにも「白岩スンデ」の看板を掲げた店は多いですが、本場の通りで店ごとに違うスンデを味わうのはまた格別です。 訪ねるなら市の日に合わせましょう。末尾が1と6の日(1・6・11・16・21・26日)に五日市が立ち、露店が路地まで広がります。市をしっかり見るなら午前から昼過ぎに行くのがおすすめです。旧暦7月15日の百中(ペクチュン)の頃には、2011年に住民が復活させた百中文化祭が市場一帯で開かれるので、日程が合えばあわせて訪ねてみてください。

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