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つけダレを添えたペクスンデ炒め · 写真: 송유진 / CC BY 2.0 kr (Wikimedia Commons)

つけダレを添えたペクスンデ炒め · 写真: 송유진 / CC BY 2.0 kr (Wikimedia Commons)

韓国ソウル

新林洞のペクスンデ:屋台からスンデタウンへ、味付けせずに炒めてタレで食べるソウル流スンデ炒め

ソウル冠岳区の新林駅前には、建物まるごとスンデ炒めの店が入った「スンデタウン」があります。赤いヤンニョムを使わずに炒め、タレにつけて食べるペクスンデの成り立ちと、食べ方・注文のコツをまとめました。

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屋台から始まったスンデ横丁

新林洞スンデタウンのルーツは、市場の内外にあったスンデの屋台です。冠岳区庁の案内によると、1967年頃からスンデの屋台が自然に集まって商売をするようになり、その中でスンデを野菜やコプチャン(ホルモン)と一緒に鉄板で炒めるスンデ炒めが定番メニューになりました。新聞記事には1977年前後に市場の中でスンデ炒めが登場し、当時は2軒しかなかったと伝えるものもあり、始まりの時期は資料によって少しずつ異なります。 大きな転機は1992年です。スンデタウン用の建物が建てられ、市場のあちこちに散らばっていた店が建物の中へ移りました。いま西院洞にある2棟のスンデタウンはこうして生まれ、各フロアに小さな鉄板の店がずらりと並ぶ今の形もこの時にできました。

ペクスンデと赤いスンデ炒めの違い

スンデタウンの看板メニューは大きく二つ。コチュジャンだれで真っ赤に炒めるスンデ炒めと、名前のとおり白いペクスンデです。冠岳区庁の説明では、ペクスンデはスンデとコプチャン、もちもちした麺、野菜、トック、きのこなどをごま油やエゴマの粉といった香ばしい材料で炒めますが、辛いヤンニョムは入れません。その代わり、店が別に出すタレにつけて食べます。 そのため同じ材料でも味わいが変わります。赤いスンデ炒めはタレが全体にからんで辛さとコクが前に出ますが、ペクスンデはまずエゴマの香ばしさと野菜の甘みを感じ、つけダレで自分好みに味を調えます。辛いものが苦手な旅行者なら、ペクスンデから始めるのがおすすめです。

「タレは別で」と頼んだ客から生まれた?

ペクスンデがいつ、誰から始まったのかを確定できる記録はありません。地元メディアが最も有力な説として紹介するのは次のような話です。冠岳山(クァナクサン)を登り下りする登山客がスンデタウンに立ち寄ってスンデ炒めを頼む際、タレを入れて炒めずに別にしてほしいと注文し、それがやがて一つのメニューとして定着した、というものです。 新林洞は冠岳山の登山道やソウル大学に近く、登山客や学生、国家試験の受験生が多く行き交う町でした。安くて量の多い鉄板スンデ炒めは彼らにぴったりの料理で、スンデタウンはいまも若い客が多い場所として紹介されています。ただし起源については他にもさまざまな話があるので、この説は「そう伝えられている」程度に受け止めるのがよいでしょう。

ペクスンデのおいしい食べ方

席について注文すると、たいてい店の人がテーブルの鉄板で材料を炒めてくれます。スンデとコプチャン、麺、野菜がなじんで油で香ばしく色づいたら食べごろ。一緒に出るタレに少しずつつけながら食べます。タレの味は店ごとに微妙に違い、食べ比べを楽しむ常連もいます。 鉄板の端に行くほど材料がカリッと焦げつくので、放っておかずにときどき混ぜるのがコツです。冠岳区庁の紹介によると、店によってはスンデのポックンパ(焼き飯)やイカ炒め、コプチャン炒めなども出しています。何人かで行くなら、ペクスンデと赤いスンデ炒めを一つずつ頼んで食べ比べるのも新林洞らしい楽しみ方です。

注文のコツと行き方

スンデタウンはソウル地下鉄2号線・新林駅の3・4番出口から約150m、冠岳区新林路59ギル一帯にあります。区庁の案内では、おおむね昼12時から夜12時まで年中無休で、予約は受け付けていません。駐車は周辺の有料駐車場になるので、公共交通機関が便利です。 建物の中には似たような大きさの店が何フロアにもわたって並んでいるので、初めてだとどこに座るか迷うかもしれません。特に決めた店がなければ、ほどよく客が入っている店を選べば大丈夫。注文は2人前以上からの店が多く、値段や内容は店ごとに少しずつ違うので、座る前にメニューを確認しましょう。鉄板料理なので服ににおいがつきやすい点も覚えておくとよいです。

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