
おにぎり
日本のコンビニ食の世界:おにぎりの包装の開け方から卵サンドが有名な理由まで
日本にはコンビニが5万6,000店あり、セブン-イレブン・ファミリーマート・ローソンの3社が90%を占めます。コンビニ食がなぜこんなに美味しいのか、何を買うべきか、温め・箸・ゴミ処理のような些細だけれど重要なルールをまとめました。
コンビニ:日本の生活インフラ
日本語で「コンビニ」と呼ばれるコンビニエンスストアは全国に約5万6,000店あり、セブン-イレブン(約2万1,000店)・ファミリーマート(約1万6,000店)・ローソン(約1万4,000店)の3社が市場の90%以上を占めます。1974年に東京・豊洲にセブン-イレブン1号店が開店して以来、米国から来たコンビニは日本で全く別のものへと進化しました。 日本のコンビニは24時間食べ物を売る場所を超え、ATM、宅配便の発送・受取、公共料金の支払い、コンサートチケットの発券、コピー・ファックス、トイレまで提供する生活インフラです。旅行者にとって特に重要なのは、セブン銀行ATMで海外のカードで円を引き出せることと、ほとんどのコンビニが免税(5,000円以上の購入時)とクレジットカード・ICカード・QR決済に対応していることです。都市では100mごとに一軒あるので、道に迷ってもコンビニを探せば大丈夫です。
なぜコンビニ食がこんなに美味しいのか
日本のコンビニ食の品質は一日3回配送する物流と各社の専用工場、そして絶え間ない新商品競争から生まれます。セブン-イレブンは1970年代から弁当とおにぎりを自社工場で作って配送する体系を構築し、毎週100近い新商品が出て売れなければ即座に撤去されます。店舗のPOSデータが翌日の発注にすぐ反映され、コンビニ食は事実上日本で最も多くの人が食べる「国民の食卓」です。 もう一つは各社のプライベートブランドです。セブンプレミアム、ファミマル、ローソンセレクトのようなPB商品は大手食品会社がコンビニ専用に開発したもので、冷凍食品・デザート・惣菜まで専門店レベルを目指しています。セブン-イレブンの卵サンド、ローソンのからあげクンとバスクチーズケーキ、ファミリーマートのファミチキとスプーンで食べるプリンはSNSに乗って海外にも知られた代表商品です。
何を買うか:必須購入リスト
おにぎりは120〜200円で、鮭、ツナマヨ、梅、明太子、昆布が基本で、三角おにぎりのほかにご飯の間に具を挟んだ「おにぎらず」や焼き飯おにぎりもあります。サンドイッチは卵、とんかつ、フルーツサンドが人気で、弁当は唐揚げ・ハンバーグ・焼き鮭定食が500〜700円です。レジ横のホットケースの「ホットスナック」ではからあげクン・ファミチキ・アメリカンドッグ・肉まんを一個ずつ買えます。 冬にはレジ横で煮えている「おでん」を汁と一緒に買って食べられ、夏には冷凍フルーツとアイスクリームが豊富です。デザートコーナーのプリン、ロールケーキ、シュークリーム、雪見だいふくは200円台で品質が高い。飲み物は緑茶・麦茶・綾鷹のような無糖茶が基本で、コンビニのコーヒーマシンで淹れるドリップコーヒーは110〜150円でカフェに引けを取りません。酒は缶ビール・チューハイ・ハイボール缶が200円前後で、朝には100円台のサラダとヨーグルト、ゆで卵もあります。
おにぎりの開け方と温め
コンビニのおにぎりの包装は、海苔がしけらないようご飯と海苔の間にフィルムを入れた三層構造です。開け方は包装に番号で書いてあります。①上の中央の帯を下まで引いて切り、②右の角を持って横に引き抜き、③左も同じように引き抜けば海苔がご飯を包んだまま手に残ります。最初は海苔が破れることもあるのでゆっくりやってください。 会計のとき弁当やパスタを買うと店員が「温めますか」と聞きます。「はい、お願いします」と言えば電子レンジで温めてくれます。おにぎりはふつう温めませんが、望めば温めてもらえます。箸・スプーン・おしぼりは無料でくれ、必要なければ「いりません」と言えば大丈夫です。レジ袋は2020年から有料(3〜5円)なので「袋はいりますか」と聞かれたら答える必要があります。ほとんどのコンビニには店内や店外に食べられる「イートイン」スペースがあります。
ゴミ、トイレ、そしてマナー
日本の街にはゴミ箱がほとんどありませんが、コンビニの入口にはあります。ただしこれはその店で買ったもののゴミを捨てる場所だという暗黙のルールがあるので、よそから持ってきたゴミをたくさん捨てるのは避けてください。分別は「燃えるゴミ・プラスチック・びん/缶・ペットボトル」に分かれており、ペットボトルはラベルとキャップを分ける店もあります。 ほとんどのコンビニのトイレは客に開放されていますが、都心の一部店舗は「トイレなし」の表示があるので確認してください。使用後は小さなものでも一つ買うのがマナーです。店内で食べるのはイートインスペースでのみ行い、酒はイートインで飲まないのが原則です。深夜にコンビニの前に座って食べたり大声で話したりするのは住民の苦情の原因になるので控えてください。コンビニは旅行者にとって最も近い食堂であり安全な休憩所ですが、その分近所のルールに従ってこそ快適に利用できます。