豆知識
シャコの握り寿司 · 写真: Lombroso / Public domain (Wikimedia Commons)

シャコの握り寿司 · 写真: Lombroso / Public domain (Wikimedia Commons)

日本小樽

小樽のシャコ:一尾で寿司二貫がとれる大きさ、春と秋だけの味

小樽の人が季節を感じる海の幸の一つがシャコです。石狩湾のシャコはほかの産地より大きく、一尾で寿司ネタが二貫とれるほどといわれます。春と秋の漁期、子持ちの春シャコの魅力、殻のむき方と食べられる場所をまとめました。

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シャコ、小樽の季節を告げる海の幸

シャコはエビに似た姿ですが、口脚類というグループに属する甲殻類です。日本では昔から寿司ネタとして親しまれてきましたが、北海道では小樽が代表的な産地として知られています。報道によると、小樽のシャコの水揚げは道内トップクラスだといいます。 小樽のシャコが特別なのはその大きさです。石狩湾でとれるシャコはほかの産地より大きく、一尾から寿司ネタが二貫とれるほどと紹介されています。地元ではこの大きさを打ち出し、「日本一大きいシャコ」としてブランド化を進めてきました。なじみのない人もいるかもしれませんが、小樽に来たら一度は味わいたい地元の顔です。

春と秋、二度の漁期

小樽のシャコ漁は春と秋の2回行われます。年によって多少違いますが、春漁は4月下旬頃から6月まで、秋漁は10月中旬頃に解禁され12月上旬まで続いた年がありました。報道によると、道内で秋シャコ漁を行っているのは小樽だけだそうです。 秋漁が解禁されると小樽市漁協の市場で初競りが行われ、水揚げされたシャコはその場で大釜で塩ゆでされます。漁師はゆでたシャコを一尾ずつ測って選別してから出荷するほど手間をかけています。大きな釜から湯気が立ちのぼる光景は、小樽の人にとって秋の訪れを告げる風物詩です。

子持ちの春シャコ、身の詰まった秋シャコ

北海道のシャコの産卵期は6〜7月です。そのため産卵を控えた春にとれるメスはおなかに卵をたっぷり抱えていて、漁師は春シャコの魅力としてこの卵のコリコリした食感を挙げます。 秋シャコは卵ではなく身の味を楽しみます。ただ、近年は漁獲量の減少が心配されています。2025年秋の報道によると、漁獲量はかつての半分ほどに減り、値段は倍に上がりました。そのため漁師から直接仕入れて少しでも手頃な価格にしようと工夫する店もあるそうです。以前より貴重になった分、旬に合わせて訪ねるといっそううれしい味です。

ゆでシャコのむき方

小樽ではシャコを塩ゆでしてそのまま食べることが多いです。殻が硬く縁にトゲがあるので、手で無理にむくよりハサミを使うのが楽です。頭を外して尾の先を切り、胴の両脇の縁に沿ってハサミで切ると、背中の殻を持ち上げるようにはがせます。 ゆでたシャコはそのままでもほんのり甘みがありますが、醤油やマヨネーズを少し付ける人もいます。寿司店では殻をむいたシャコをシャリにのせ、甘いタレの「ツメ」を塗るのが一般的です。初めてならまず寿司で味わい、次に市場でゆでシャコを買って自分でむいてみる順番がおすすめです。

どこで食べるか、そしてしゃこ祭

旬の時期には、小樽駅すぐそばの市場一帯や運河周辺の海産物店、寿司店が並ぶ通りでシャコに出会えます。ゆでシャコをパックで売る店もあり、宿で味わうのにも便利です。漁獲が減っているため旬でも入荷の日や量は店によって違うので、メニューに「シャコ」があればすぐ頼むのがおすすめです。 小樽では例年11月頃に、ゆでシャコやシャコ汁などがふるまわれる「小樽しゃこ祭」が開かれてきました。2015年には2日間で3万5千匹が提供されるほどの人気でしたが、2025年は開催されませんでした。旅行前には小樽市や観光協会の案内で、その年の開催の有無を必ず確認してください。

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